やっぱり、海都も陸真さんも頭がいいんだ。


「空李君は?」


「あいつは勉強より遊びだな。オヤジも、末っ子の空李が可愛くて甘やかしてきたから、今になって慌てて勉強してるんだ」


「そうなんだ」


なんだか空李君らしくて可愛い。


あたし思わず微笑んだ。


すると……。


「……なぁ、お前さぁ」


「え、なに?」


「空李の事、好きなのか?」