最近は万結と遊ぶのが面白くてろくにノートもとれていないし、家にいても3兄弟の事が気になって勉強をする時間もなくなっていたのだ。


「どうしよう……」


あたしは真っ白なノートを開いて半泣きになりながら、万結を見。


万結は呆れたため息を大きく吐き出すと、あたしにノートを差し出してきた。


「仕方ないなぁ。これ、あたしの汚いノートだけど、写しな?」


「ありがとう、万結!!」


あたしはそう言い、万結からノートを受け取ったのだった。