最強鬼龍~3兄弟のお姫様~

あたしはギュッと枕を抱きしめて目を閉じた。


「未玲ちゃん……大丈夫?」


陸真さんの手が、あたしの頭を撫でた。


海都とは違う手。


フワリとしていて暖かな手。


その手にあたしは懐かしさは覚えなかった。


この手は、あたしは知らない。


「海都に泣かされたの?」


その言葉に、あたしはハッとして顔を上げた。


「なんで……わかるんですか……?」


「そのくらいわかるよ。海都と一緒に帰って来てから2人とも様子が変だから」


そう言って陸真さんは優しく微笑んだ。