いつの間にか《怪黄》のメンバーは全員ノビていて、戦いは終わったようだ。


「未玲お姉ちゃん、すごぉい!」


空李君がそう言い、勢いよく抱きついてくる。


「あ、ありがとう」


そう言いながらも、あたしは木で殴っちゃって大丈夫だったかな?


と、少し心配になったのだった。