「うそ……!」


《怪黄》ってどれだけ卑怯なチームなの!?


「未玲ちゃんは、とにかく相手に捕まらないこと。いいね?」


空李さんがそう言って微笑む。


「は、はい……」


あたしはうなづき、ギュッと木片を握りしめたのだった。