最強鬼龍~3兄弟のお姫様~

☆☆☆

海の中は思ったよりも暖かくて、あたしたちは時間も忘れて遊んでいた。


指の皮はフヤけてきて少し空が曇り始めたころ、あたしたちはようやく海から上がった。


腕時計を見ると旅館を出て丁度2時間が経過している。


「万結、あと1時間あるけどどうする?」


「旅館に戻って、旅館の中のお土産物屋さんでも見ようよ」


さすがに2時間も海の中に入っていると疲れてしまったので、あたしたちは旅館へ戻ることにした。


着替えるために仮設更衣室へと歩いているときだった。


見知らぬ2人組の男が声をかけてきた。


「ねぇ、君たち修学旅行生?」


「可愛いねぇ。これから遊びに行かない?」