急に不安になり、水着が破れていないか確認するあたし。


すると万結がプッと噴き出した。


「水着が変なんじゃなくて、未玲に見とれているのよ?」


「へ……っ!?」


あたしに見とれてる!?


キョトンとして万結を見つめた後、こんどはプッとあたしが噴き出した。


「何言ってるの、そんなことあるハズないじゃん」


アハハッと目に涙をにじませて笑う。


「……無自覚」


万結が呆れてそう呟いたけどあたしはそれに気がつかず、ずっと笑っていたのだった。