「あんなにスタイル良くないし、あたしがビキニなんか着ても誰も喜ばないよ!!」


ブンブンと両手を振って否定するあたし。


「そうかなぁ? さっき着替えの時チラッと見たけど、未玲もなかなかのスタイルだったよ?」


「み、見ないでよ!!」


なんだか恥ずかしくて、あたしは自分の胸あたりを両手で隠した。


「それに、ほら見て」


そう言って、万結が砂浜で遊んでいた男子生徒たちを指差した。


みんなビーチボールをやめてこっちを見ている。


え……なに?


なにか変かな?