そういってきゃぁきゃぁ騒いでいるうちに、いつの間にか全員の班が決まったみたいだ。


黒板には1班から8班まで、ずらりと名前が並んでいる。


だいたいみんな4人ずつで班になっているらしい。


その中であたしは自然と海都の名前を探していた。


クラス内でも賑やかなメンバーの中に、海都の名前を見つける。


「へぇ……」


思わずそう口走ると「どうしたの?」と、万結が首を傾げた。


「海都と同じ班のメンバーが賑やかなタイプだなぁと思って。ほら、海都って賑やかなの嫌いなのかなぁと思ってたから」


そう言うと、万結は「あぁ、あれねぇ」と、納得したようにクスクスと笑った。