翌日、学校の校門をくぐるといつもの倍以上の人数の女子生徒たちで溢れていて、あたしは目を丸くした。


これは一体何事!?


空へも届くような黄色い悲鳴が耳をつんざく。


このままでは鼓膜が破れしまう!!


両手で耳をふさぎ、女子生徒の隙間を縫って行こうとするのだが、その隙間は今日はない。


どうやら、昨日の乱闘で勝ったことが広まっているらしく、中にはあたしに向かって


「未玲様素敵!!」


と、叫んでいる子までいる始末。


いつも女子生徒たちを静めてくれるメンバーも、今日は悪戦苦闘しているようでなかなか静かにならない。


どうしよう。


このままじゃ教室に行けないよ!!