しかも、みんな体が大きくてスキンヘッドだ。


この光景は怖すぎる……!!


あたしは数歩後ずさりをして、空李君の後ろに隠れた。


「こ、この人たち一体誰!? 不法侵入!?」


「あははっ! 違うよ未玲お姉ちゃん。この人たちが今日の特訓相手だよ?」


へ……!?


空李君の言葉にあたしはギョッと目を見開いた。


このイカツイ人たちが今日の相手……!?


「ど、どういう事!? 今日は空李君が教えてくれるんじゃなかったの!?」


「今日はどんな相手にも立ち向かえうように精神的な強さを付けてもらう特訓なんだよ。でも、相手が僕じゃ特訓にならないから」