そっか。


そうだよね。


今まで狭い部屋の中で2人で寝起きしていたから、少し寂しい気がした。


「部屋ば僕ら3人が案内するよ!」


空李君がそう言い、あたしの手を引く。


「うん。お願いね空李君」


はりきる空李君に、おもわずキュンとする。


この子があたしの弟になるんだ。


そう思うと、自然と頬が緩んだのだった。