「服の上からでも凹凸がないのはわかるだろ」


そんなひどいことをスラッと言ってしまう海都。


「な、そんなことない!!」


少しくらいの凹凸あるわよ!!


そう思ったのだが、なぜだか陸真さんと空李君はその説明で素直に納得してしまった。


みんな、ひどい!!


「お色気が無理となると、頭脳戦はどうかな? 相手の動きを読んで先回りしたりとか」


陸真さんがそう言う。


「それも無理だろ」


「ちょっと海都! あたしより先に答えないでよ!」


「だってお前、今日の授業のプリントもできなかっただろ」