☆☆☆

その場に倒れたあたしは、冷たい床の感覚を肌で感じていた。


「未玲……!」


この声は万結?


万結があたしのことを心配してる……起きなきゃ。


そう思うのに、あたしの意識はどんどん闇へと吸い込まれていく。


痛みと眠気が押し寄せてくる。


万結の声も、徐々に小さく遠ざかって行のがわかった。


もう、ダメ……。


これ以上意識をつなぎとめておくことはできない。