ママのお祝いパーティーは大成功に終わった。


みんなあたしの作った料理をおいしいと言って食べてくれたし、片づけは男性陣が進んでやってくれた。


普段家事をしないから洗いものに苦戦していたけれど、なんとか終わったようだ。


「みんな楽しそうでよかったぁ」


あたしは自室でそう呟きながら、パジャマの準備をしていた。


海都も最後の方はみんなと一緒に騒いでいたし、怒っていると思ったのはあたしの気にし過ぎだったかもしれない。


「よし、お風呂行ってこよっと」


あたしは自分の部屋を出て、一階にあるお風呂場へと向かった。