「その時は僕が料理するよ!」


「お前にできるわけないだろ」


陸真さんが空李君の脇腹をつつく。


「未玲お姉ちゃんに教えてもらうもん!」


「え、あたし?」


「うん! こんなにおいしい料理が作れるんだもん、尊敬する!!」


「あ、ありがとう」


素直にそう言われると、なんだか照れてしまう。


「なら、その時は俺も手伝うよ。料理ができた方が、男だってモテるだろうしな」


「陸真さん、それ以上モテてどうするんですか?」