そう言って万結はあたしの肩をつつく。


確かに、あたしはそれを望んでいた。


でも!


3兄弟は何かと刺激が多すぎるんだよね。


もっと普通で、ソフトに慣れて行きたいと思っていたのに。


「それより、万結の彼氏のこと教えてよ」


「あたしの彼氏はねぇ。隣町の高校に通ってて、背が高くて、けっこうガッシリした体格かな?」



「そうなんだ! 男らしい感じなの?」


「うん。勉強も、よく出来るんだよ」


そう言って、頬を染める万結。