その場は静まる


注目がされてるのが恥ずかしい


逃げたいっ


大体私は
昔から笑うのが苦手だ

自分の意志で笑おうとしても出来ない

だから笑わない子として言われていた時もあった

とにかく

恥ずかしいから
ドアの陰に隠れる


「行動は…まぁな」

「さっきは笑えたのにな〜」

「動きはね〜」


勝手に私の分析を始めるクラスメート


「…さっきの微笑みはどこに消えたの?」

「…わ…私……笑えないんだけど…」


またまた
辺りは静かになり

私に視線が注がれる