「コレ、どんな感じ?」
「…え…あ……感動…します」
「感動ねぇ〜…じゃ借りるから♪ありがとね♪」
「私の方こそ、ありがとうございましたっ」
そう言って
先生は出て行った
「…本当にありがとうございました…」
廊下に出て
先生の背中に一礼した
こんなに良くしてくれる先生に出逢えた
青くんへの感謝の気持ちが大きくなる
家に帰るとメールが来た
パソコンは一応あったので
そこから青くんとメールしている
差出人 青くん
件名 本当だ
―――――――――
あの後に沙奈に会って話した
やっぱりアイツいい奴だな
そのメールに
私は喜びを隠せなかった
そうだね(^-^)
とだけ返して
パソコンを閉じた



