――――――放課後
第二音楽室に行くと
そこに千葉先生はいた
「…し…失礼します…」
怖いと思った
真剣な眼が
表情が
空気がピリピリしていて…
「塔山、こっち座って」
「…は…はいっ…」
おろおろしながら
先生の向かいにある椅子に座った
「…………………あ」
「…え?」
「あ――――っ…ごめん、緊張しちゃってる?」
「あっいえっ…その…」
「ごめんね、生徒と真剣な話するときについ…ね。今日は塔山だからなるべく楽に話そう」
「…あ、はいっありがとうごさいます」
先生はにっこり笑顔
少し 楽になれた



