不意に
目の前が真っ暗になった

目を手で覆われたみたい


「だ〜れだっ♪」


その声には聞き覚えがあった


以前
青くんに紹介された…

振り向くと
やっぱりそうだった


「…千葉先生…」


そう
千葉 心先生

優しくて話しやすい先生だ

先生は私の顔を見て
一瞬驚いた顔をした


「…塔山、放課後空いてるか?」


お呼びだし

真剣な顔した先生


私 そんなすごい顔してたかな…?


「……はい、空いてます……」


先生に反抗はできない

それに先生は

逃がす気はないといった
強い眼差しで訴える