殻の内



「灯里ちゃん、態度とかですぐ気付いたと思うけど、自分の殻の内にすぐ閉じこもるタイプなんです」

「…イジメられる系だよね」


Σ先生!!
さりげなくヒドいですっ


「で、先生とかも苦手なわけで、千葉センなら気軽に話せると思ったから連れてきたワケです」

「ほ〜、まぁみんな堅苦しい先生しかいないからね」


…あなたが自由なだけでは…?


「コレじゃ何も相談出来る相手とかもなかなかいないと思いません?」

「こういうタイプはできる限り自分と相手に線ひいてるからね。よし、わかった。塔山」

「――っはいっ!!」


いきなり私の方に話が来たから
びっくりした


「アンタが線引いて距離置こうってんなら、私はその線を無視してズカズカ入っていくから覚悟しておくように!以上」

「はいっ…………ってえぇっ!?」

「当たり前!私に逆らおうなんて百万年早い!」


先生!!
百万年も生きていられません!!

一生逆らえないじゃないですか!?