「あ!そろそろ私いかなきゃだわ!じゃぁね灯里」

「あっ教えてくれてありがとうっ」


沙奈姉は私を見て

手を振ってから行った



どことなく


沙奈姉の表情が


曇っていたような気がする


新たな真実を知った今


私は


……私たちは


なにをすることも出来ずに

今まで通りの毎日を過ごす...