殻の内




「……………あ…………灯里……ちゃん………!?」

「…私…青くんが好きだよ……青くんが……青くんがいい…」


青くんじゃなきゃダメ…


「………灯里ちゃん………」


青くんは

ぎゅっと私を抱き返してくれた


「……好き…好き……大好きだから……」

「灯里ちゃん」


そっと
抱き締める力を緩め

青くんと向き合った


「…愛してる…」


それは
好きよりもずっと確かな

愛の言葉