―――夕方4時すぎ。 「お嬢様、そろそろ」 リビングでテレビを見ていると、木原が声をかけた。 「もうそんな時間?」 「え、なにすんの?」 「これから、宝石館開店記念パーティーをするのよ」 「パーティー?」 「そうよ。そこで、あなたは私をずっと守ってるのよ」 「なるほど」 パーティーのために私はドレスを着なくてはならない。私はドレスだけがおいてあるドレス専用の部屋へ行き、ドレスを選んだ。 ヘヤメイクをしてくれるメイドが待ってるから、早く選ばなきゃ…!