歌姫桜華










「きっとあいつは、桜華だ――――――――…」












 そんな会話をしていたことなど、


 私は知らない。






 薄暗く狭い道を抜け、また大通りにやってきてしまった。




 ピアスをゆっくりとり、またポッケにしまう。





 なにしようかなぁ。





 お昼でも食べようかな。



 …一応、お財布も持ってきたし♪