そのせいで、姉ちゃんは自分を責めるようになった。






 俺はまだ姉ちゃんの怒りを消せずにいて、姉ちゃんと過ごしたくなくて家を出た。







 向かった先は、俺が入っている族・甲羅の倉庫。






 そこで俺は一年、寝泊りした。







 倉庫で生活するのにも慣れてきた頃。







 俺がやってしまった重大さに気づいた。





「……俺、姉ちゃんにっ、」






 後悔しか残ってなかった。