歌姫桜華

　学校につき、教室へ向かう。




　美橙は一つ年下で一年なので、途中で一旦別れる。










　―――ガラッと奏多が教室の扉を開ける。






「おい。お前ら、遅刻だぞ」




　
　殺気がだだ漏れのこのクラス・2-Sの担任・町村が睨みながら言った。





「「「「すんません」」」」




　見事にはもった俺らは、スタタタと素早く自分の席に着く。




　町村は、本気恐ぇ。


　気迫も殺気も…全てにおいて俺らより上だ。年齢的にそうかもしんないけど、なんか町村……昔、族に入ってたと思うんだよな…。



　あくまで予想だけど。