「ん……んん…」




 目が覚め、私は欠伸した。




 朝…?




 窓から差し込む光を見て、私は朝だと確信した。


 そして朝食を食べ、制服に着替える。


 顔を洗い、髪をとかし、歯を磨く。




「ふはぁ…」




 眠い…。昨日の疲れがまだ残ってるのかな?


 でも今日は絶対に学校に行きたい。






 文化祭二日目だし遊べるから…っていうこともあるけど、


 MIRIAとしてライブするってことがやはり一番大きい。






 私はMIRIAの仮面を手にし、思わず微笑む。


 ……これが最後かもしれない。


 そんな思いを胸に、私は寮から出た。