冬樹の話によると、あの、海の家での会話を冬樹は聞いていたらしい。





「おい!なんであんなことしたんだよ!」





「・・・お前には関係ないだろ?」





「関係ある!秋穂はな!本気でお前の事が好きなんだぞ・・・!」





冬樹は言いにくそうに言った。





「・・・・・・」





「あんなふうな告白、許せる訳無いだろ!?」





「だから!冬樹には関係ないだろ!?」





そして、夏樹が階段を降りようとしたところを、冬樹が掴みかかったらしい





それで、夏樹は足を滑らせて階段から落ちた。





「そ、そうだったんだ・・・」





「ごめん、俺が・・・」