その日、私は一人で家に帰された。 てっきり皆様に送られるパターンかと思いきや、白笑さんがこんな事を言い出したのだ。 「さっきも言った通り、ゲームは極力、雛鳥さんの迷惑にならないように進める事。 ――つまり、僕達が接触を許されるのは、学校では部活の時間のみ。 登下校やその他休み時間は関わらない事。これを規約としないか?」 「ハイ、質問だ」 手を上げたのは翠斗さん。 「なぜそこまで取り決める必要が?登下校や休み時間に我々と過ごすと、なにか迷惑になるのか?」 「そうだ」 「何?」