難プリ(難アリ王子様)

『漫画でも読んでいれば良いのだ』
とは言われたものの。
「肝心の漫画はドコにあるんですか?」
「うむ。では、いざゆかん!!漫画の園へ!!」

そんなこんなで1階の一室へ。

「あ」

そこでバッタリ、枢弥くんと出くわした。

彼は私達を見るなり、クスクス笑い、
「へえ~ぇ。兄様達が喧嘩してる間に、ちゃっかり抜け駆けしてるんだぁ♪眼鏡のくせにホンット学習しないなぁ。・・・また白兄に怒られちゃうよ?」
「余計なお世話だ!それから、全ての眼鏡が勉強家な訳ではない事を覚えておくがいい」
別に決めゼリフでもないだろうに、中指で眼鏡を押し上げる翠斗さん。

「ふふふ。せいぜい楽しみなよね」
「うむ。ありがとう」
いや、今のは嘲りで言われたんでしょーに、素直に礼言っちゃったよ、この人・・・。
なんっかマルチまがい商法だとかに引っかかりそうな素質があるよね。

枢弥くんは数冊の漫画を手に、去って行った・・・。

「う、初菜きゅん・・・、ふっ、二人っきりだね・・・!」
「べっつにさっきも二人きりでしたよね」
「・・・・・・うん」