難プリ(難アリ王子様)

「ふぅん・・・。他の女子だったら泣いて喜びそうなのにね?」

見下すような視線。

確かに貴子ちゃんだったら泣いて喜んだろうし、迷いなく白笑さんを選んだろーな・・・。
でも・・・。

「だからって喧嘩なんてしてほしくない・・・」

それを聞いて、彼は大きな溜め息をつく。

「『いいこ』だ。『いいこ』過ぎる!」
大げさに頭を振って、お手上げのポーズをとった。

「兄達が夢中になる意味がわからない。僕は戦線離脱だよ~」
そう嘆くような素振りで、部屋を出て行った。