難プリ(難アリ王子様)


「―――っきゃああああああああ!!」

盛大な悲鳴を上げながら、別荘へと走る!!

わ、私はホラーもイケるクチだけど、リアルの幽霊はダメなのよおおお!!

「あああああぁぁぁ・・・」

走りながらだと、悲鳴がもたない。
着く頃には、声も出せないくらい、ただ走る事に集中していた。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・!た、大変よ・・・!みん――」
「な」と言おうとした声は、別の声にかき消された。

――え?
今の、誰の声・・・?

誰かの怒鳴り声だった。
そんな感じだった。

――何で?

胸騒ぎがして、私は事が起きているその場所を探して走った――。