難プリ(難アリ王子様)

「白昼夢でも見ちゃったんじゃない?」
クスッと笑って、彼はゆっくりとこちらに近付いてきた・・・。

そのまま海の方へ向かうのか、私の横を通り過ぎようとした彼が、ふと足を止め――。

ポン、と私の肩に手を置いた。

「ネボスケちゃんだねぇ。雛鳥初菜ちゃん?」

「!!」

振り返った私――。

・・・・・・。

そこには、誰もいなかった――・・・。