難プリ(難アリ王子様)

「な、なななズルいぞ枢弥ぁ!私だって、あ~んしたいっ!いやむしろ、してほしいっ!!」
う、また翠斗さんが騒ぎ出した。

すかさず隣の灼呀くんが、
「あ~ん」
と彼にウインナーを差し出す。
「あ~ん。むぐんぐんぐ・・・・・・」
ごっくん――とそれを飲み干して、
「い、いや・・・。私は女子にしてほしかったのだが・・・」

「コラ、枢。雛鳥さんを困らせない」
「は~い・・・」
少し拗ねたように、自分でウインナーにかぶりつく枢弥くん。

正直、白笑さんの助け舟にホッとした。
――ま、枢弥くん相手なら、あ~ん出来ないコトもなかったけど、この状態ではハズカシ過ぎた。
それに、あ~んしてたら翠斗さんが「私も私もっ!!」って言い出しそうだったしな。