地の一族にとって、天の一族は異端である。



地国に降りていることにも気づかれてはならないし、特に空を翔ぶとなれば、決して目撃されてはならない。




万が一にも、捕らえられる可能性があるからだ。







タツノたちは、地の一族の目を避けるように移動を続けた。




目的としていた地国の中央に聳えるアマラマ山に辿り着くまでには、一週間以上がかかった。