ミカゲの身体から漂う甘美な香りが、アスカの鼻腔を擽る。
アスカは深く呼吸をした。
「アスカ………?」
困り果てたように言うミカゲ吐いた息が、アスカの鎖骨の辺りをしっとりと湿らせながら揺れる。
「ごめん。………ちょっとだけ………」
アスカの掠れた声が、ミカゲの耳に降ってきた。
その声音は、いつものアスカのものよりもずっと低く響いた。
ミカゲはなぜか、アスカの背に当てていた手をゆっくりと下ろしてしまった。
(………本当に、どうしちゃったの?
アスカ………?
………私、どうすればいいのか、分からない…………)
ミカゲは全身の力を抜いて、顔をぼんやりと仰向け、アスカが離してくれるのをただただ待った。
アスカは深く呼吸をした。
「アスカ………?」
困り果てたように言うミカゲ吐いた息が、アスカの鎖骨の辺りをしっとりと湿らせながら揺れる。
「ごめん。………ちょっとだけ………」
アスカの掠れた声が、ミカゲの耳に降ってきた。
その声音は、いつものアスカのものよりもずっと低く響いた。
ミカゲはなぜか、アスカの背に当てていた手をゆっくりと下ろしてしまった。
(………本当に、どうしちゃったの?
アスカ………?
………私、どうすればいいのか、分からない…………)
ミカゲは全身の力を抜いて、顔をぼんやりと仰向け、アスカが離してくれるのをただただ待った。



