チキュが首を長くして部屋の戸口を眺めていると、小箱のようなものを持ったタツノが入ってきた。
「おい、持ってきたぞ」
タツノが小箱を差し出す。
「やった!!
助かったよ、ありがと!」
チキュはにっこりと笑って受け取った。
そして、蓋を開ける。
「…………ん?」
中には、もやっとしたものが入っているだけだった。
「…………なんだ? これ」
チキュは戸惑ってタツノを見る。
「何って、霞だよ」
「は? カスミ?」
チキュは眉を顰めて首を捻る。
「なんで、カスミなんてもの、持ってきたんだ?
オレは喉が渇いたの!
水をくれよ、水を!!」
「おい、持ってきたぞ」
タツノが小箱を差し出す。
「やった!!
助かったよ、ありがと!」
チキュはにっこりと笑って受け取った。
そして、蓋を開ける。
「…………ん?」
中には、もやっとしたものが入っているだけだった。
「…………なんだ? これ」
チキュは戸惑ってタツノを見る。
「何って、霞だよ」
「は? カスミ?」
チキュは眉を顰めて首を捻る。
「なんで、カスミなんてもの、持ってきたんだ?
オレは喉が渇いたの!
水をくれよ、水を!!」



