天と地の叙事詩Ⅱ Epic of the Ether

(ーーーあたし。


なんてこと、しちゃったんだろう………)





息が苦しくなるほど、ヘレンは自分の行動を悔やんだ。





変哲のない毎日に倦み、突然目の前に現れた美しい少年に心を奪われ、大きな変化と新しい生活を夢見ていた。





退屈な日々を大きく変えてくれる救世主として、セカイを妄信してしまった。






その結果、家族をないがしろにして、可愛い妹を悲しませ、苦しませたのだ。







「ごめんね、ごめんね、ジュリ………。



ひどいおねえちゃんだね、ごめんね……」







ヘレンとジュリは、周囲の視線も構うことなく、きつく抱きしめ合った。