天と地の叙事詩Ⅱ Epic of the Ether









(ーーーひどい!


ひどいわ、セカイ!



………あたしは、あたしは、あれほど大きな決意をして、村を出たのに!!)






ヘレンは泣きながら港町を彷徨った。






(あたしは、全く幸せなんかじゃなかった!!


今まで生きてきて一回も、幸せだなんて思ったことない!!)







セカイの言葉は、ヘレンにとっては受け入れがたいものだった。







ーーーそれなのに、突き刺さるように痛かったのは、なぜなのだろう?






ヘレンには、答えが分からなかった。





今はただ、セカイに厳しい言葉を浴びせられたことの衝撃で、頭が真っ白だった。




ヘレンは目的もなく、闇に沈み始めた町をふらふらと歩き回った。