天と地の叙事詩Ⅱ Epic of the Ether

少し高めの甘い、柔らかな声音で、セカイは厳しい言葉を吐いた。



それを、ヘレンは呆然としたように聞いていた。




二人はしばらくの間、物音さえ立てずに見つめあっていた。



ヘレンはごくりと唾を飲み込み、やっとのことで口を開く。





「………セカイ。


あたしは、あなたと、一緒にいちゃいけないの?」





捨てられた仔猫のように悲痛な声で、ヘレンは言った。




セカイがゆっくりと立ち上がり、立ち竦んでいるヘレンの側まで歩いてくる。




そして、ヘレンの頭を優しく撫でた。





「………僕ね。


ヘレンのこと大好きだよ」






ヘレンが、涙に潤んだ目を上げた。