貝が開き始めたので、ヘレンは木の枝を使って掻き出し、セカイに「どうぞ」と差し出した。
セカイは「ありがとう」と言って受け取る。
「あっだめ!! セカイ!!
手で持っちゃだめよ!!
火傷しちゃうわよ!!」
ヘレンが大きな声で止めたが、セカイは焼けたばかりの貝の身を事も無げに取り出して口に入れた。
ヘレンは驚いて目を剥く。
「ーーーセカイ、熱くないの?」
セカイは「うん?」と首を傾げる。
「別に、熱くないよ。
僕、昔から熱さに強いんだ。
そんなことより、この貝、すごくおいしいね。
ありがとうヘレン」
「あ、あぁ、どういたしまして………」
セカイが余りにも平然としているので、ヘレンはそれ以上たずねることもできなかった。
セカイは「ありがとう」と言って受け取る。
「あっだめ!! セカイ!!
手で持っちゃだめよ!!
火傷しちゃうわよ!!」
ヘレンが大きな声で止めたが、セカイは焼けたばかりの貝の身を事も無げに取り出して口に入れた。
ヘレンは驚いて目を剥く。
「ーーーセカイ、熱くないの?」
セカイは「うん?」と首を傾げる。
「別に、熱くないよ。
僕、昔から熱さに強いんだ。
そんなことより、この貝、すごくおいしいね。
ありがとうヘレン」
「あ、あぁ、どういたしまして………」
セカイが余りにも平然としているので、ヘレンはそれ以上たずねることもできなかった。



