追いすがってくる悲痛な声を背中で拒絶して、彼女は旅立った。






ーーーー行かないで、行かないで!


僕を置いて行かないで!


行かないで、ギンガ!!






名を呼ぶ声。


慕わしい声。




この声を、忘れることが、私にできるだろうか?






いや、忘れなければならない。