天と地の叙事詩Ⅱ Epic of the Ether

しぶしぶといった様子で、 バージが奥から出て来た。





「………なんだよ、ヘレン」




険しい目つきで、ヘレンを睨みつけている。





偏屈で変わり者のバージは、結婚もせずに、親が遺したこの家で一人暮らしをしている。





家族でもない男と二人きりでいるということに、少し恐怖心はあったが、ヘレンが怯むことはなかった。






「バージさん。


ねぇ、どうしてセカイを襲ったの?


何が狙いだったの?」





ヘレンは単刀直入に訊ねた。





普段のヘレンからは想像もできないような堂々とした態度だ。




それに少し驚き、バージは素直に口を開いた。