天と地の叙事詩Ⅱ Epic of the Ether

海辺の砂浜には、十余りの漁船があった。



もう昼近い時刻なので、漁から帰ってきたようだ。



沖に目を向けると、こちらへ向かってくる船もいくつか見えた。




砂浜には女たちがたくさんいた。


漁から帰ってきた夫や父、兄たちの船を、彼女たちが浜へと引き揚げるのだ。




大きな声を揃えながら、力を合わせて縄を引く、女だてらに力強い、よく日に灼けたその腕。




他にも、仕事を終えた海女たちが集まって、濡れた身体を焚き火に当たって乾かしている姿も目に入った。





海辺の村らしい、活気ある風景にセカイを目許を綻ばせる。




(ーーーいいなぁ、こういうの………)




セカイは、人々が活き活きと働く姿を見るのが好きだった。



その姿はウチューやチキュの無駄のない動きを思い出させた。