薬膏を塗り終え、ヘレンは新しい包帯を手に取った。
それをセカイの胴に巻こうと、両手で広げた時。
「ーーーあ、髪が……」
上半身を起こしたセカイの長い髪が、ふわりと背中に拡がっているのを見て、ヘレンはそう呟いた。
セカイも視線を移して、自分の肩や胸にも垂れかかっている髪を見つめる。
「………あ、そうか。
包帯を巻くとき、髪が邪魔なんだね」
「う、うん………。
今までは床に横になってたから、邪魔にならない所に流してたんだけど………」
セカイはちらりとヘレンを見て、言う。
「ごめん、僕、自分では、髪、結べないんだ………。
悪いけど、ヘレン、結んでくれない?」
ヘレンは小刻みに頷いた。
「ええ、あたしでよければ………」
遠慮がちに言う声を聞いて、セカイはくすりと笑った。
「あたしでよければ、って。
ここには僕とヘレンしかいないじゃない。
君が結んでくれなかったら、僕、困っちゃうよ」
「あ、そ、そうね………。
じゃあ、結ぶわね」
それをセカイの胴に巻こうと、両手で広げた時。
「ーーーあ、髪が……」
上半身を起こしたセカイの長い髪が、ふわりと背中に拡がっているのを見て、ヘレンはそう呟いた。
セカイも視線を移して、自分の肩や胸にも垂れかかっている髪を見つめる。
「………あ、そうか。
包帯を巻くとき、髪が邪魔なんだね」
「う、うん………。
今までは床に横になってたから、邪魔にならない所に流してたんだけど………」
セカイはちらりとヘレンを見て、言う。
「ごめん、僕、自分では、髪、結べないんだ………。
悪いけど、ヘレン、結んでくれない?」
ヘレンは小刻みに頷いた。
「ええ、あたしでよければ………」
遠慮がちに言う声を聞いて、セカイはくすりと笑った。
「あたしでよければ、って。
ここには僕とヘレンしかいないじゃない。
君が結んでくれなかったら、僕、困っちゃうよ」
「あ、そ、そうね………。
じゃあ、結ぶわね」



