ヘレンは包帯を解く手を止めることなく、しかし恥ずかしそうに俯いた。
そして、小さな声で言う。
「………面倒見がいいなんて、言われたこともないわ。
いっつも、内気でどんくさくて駄目な子だ、って言われてるもの………」
「え? なんで?」
セカイは微かに目を瞠るようにして訊いた。
ヘレンもヘレンで、目を丸くする。
「えぇ? だって………。
あたしって、暗いでしょう? それに間が抜けてるし………」
そう言われて、セカイはうーん、と首を捻る。
その視線は、顔を俯けて弱々しく語りながらもてきぱきと包帯を外し、きっちりと折り畳んで荷物の中にしまう、手際のよいヘレンの手に向けられていた。
「………うーん。
僕には、君はとっても働き者で、優しくて、気遣いができて、花みたいに明るい子のように見えるけど………」
そして、小さな声で言う。
「………面倒見がいいなんて、言われたこともないわ。
いっつも、内気でどんくさくて駄目な子だ、って言われてるもの………」
「え? なんで?」
セカイは微かに目を瞠るようにして訊いた。
ヘレンもヘレンで、目を丸くする。
「えぇ? だって………。
あたしって、暗いでしょう? それに間が抜けてるし………」
そう言われて、セカイはうーん、と首を捻る。
その視線は、顔を俯けて弱々しく語りながらもてきぱきと包帯を外し、きっちりと折り畳んで荷物の中にしまう、手際のよいヘレンの手に向けられていた。
「………うーん。
僕には、君はとっても働き者で、優しくて、気遣いができて、花みたいに明るい子のように見えるけど………」



