耳を劈くような金属音を耳にして、サヤは慌てて控えの間から飛び出した。
サヤが世話するべき主人が眠っているはずの部屋へ駆け込む。
その純白の部屋の床を、小柄な少女が呻き声を上げながらのたうち回っていた。
その細い身体には天蓋の絹布が巻きついてしまっている。
「まぁ、姫さま!!」
サヤは両手で口許を抑えて叫んだ。
「あぁ、どこかお苦しいのですか?
どうしましょう、どうしましょう………」
サヤはうろうろと傍らを歩き回った。
その間も、少女は苦しそうに眉を顰めて唸っている。
「あの、薬師を呼んで参ります!
しばらくお堪え下さいませ!!」
そう言い置いて、サヤは部屋を駆け出していった。
サヤが世話するべき主人が眠っているはずの部屋へ駆け込む。
その純白の部屋の床を、小柄な少女が呻き声を上げながらのたうち回っていた。
その細い身体には天蓋の絹布が巻きついてしまっている。
「まぁ、姫さま!!」
サヤは両手で口許を抑えて叫んだ。
「あぁ、どこかお苦しいのですか?
どうしましょう、どうしましょう………」
サヤはうろうろと傍らを歩き回った。
その間も、少女は苦しそうに眉を顰めて唸っている。
「あの、薬師を呼んで参ります!
しばらくお堪え下さいませ!!」
そう言い置いて、サヤは部屋を駆け出していった。



