薬湯が冷めきらないうちに飲ませた方が効き目があると聞いたので、ヘレンはすぐに小屋へと戻った。
中に入り、簡素な寝床の傍らに座る。
セカイはどうやら眠ってはいなかったようで、ヘレンの気配を感じたのか、ふっと瞼を上げた。
無防備に横たわったまま、紫の双眸をヘレンの顔に向けている。
「………なぁに?」
ヘレンの口許が何か言いたそうに震えているので、セカイは掠れた声で訊ねた。
真っ直ぐな視線を感じながら、ヘレンはごくりと唾を飲み込む。
そして、顔を俯けてから薬湯を差し出した。
「あ、あの、これ………、持ってきたの。
えぇと、薬湯よ」
「………薬湯?」
セカイは擂鉢に視線を移した。
中に入り、簡素な寝床の傍らに座る。
セカイはどうやら眠ってはいなかったようで、ヘレンの気配を感じたのか、ふっと瞼を上げた。
無防備に横たわったまま、紫の双眸をヘレンの顔に向けている。
「………なぁに?」
ヘレンの口許が何か言いたそうに震えているので、セカイは掠れた声で訊ねた。
真っ直ぐな視線を感じながら、ヘレンはごくりと唾を飲み込む。
そして、顔を俯けてから薬湯を差し出した。
「あ、あの、これ………、持ってきたの。
えぇと、薬湯よ」
「………薬湯?」
セカイは擂鉢に視線を移した。



